midashi 脳ドックの紹介
脳ドック_IMG_1

脳血管障害は、日本人の死因ではがん、心疾患に次いで3位、要介護状態になる原因としては第1位の重要な病気です。 脳血管障害は、大きく出血性と虚血性に分けられます。出血性の中で最も多いのはいわゆる高血圧性脳出血ですが、これは、高血圧を予防、治療することによりかなり予防できます。次に多いのが脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血です。一旦くも膜下出血が起こると、死亡率や後遺障害発生率が高く、元の生活状態に戻れるのが発症した方の3分の1という大変な病気です。日本人は民族的に脳動脈瘤の頻度が高く、脳ドックを行うと約5%で発見されると言われています。未破裂脳動脈瘤の出血率は年間約1%ですが、場所や大きさ、形によって出血のリスクが異なります。治療法には、手術で頭の骨を開けて動脈瘤の付け根をクリップで挟む開頭クリッピング術と、血管の中からコイルを入れて動脈瘤を閉塞するコイル塞栓術があります。どちらも利点欠点がありますので、個々の動脈瘤に適した方法で治療する必要があります。小さな動脈瘤の場合は治療せず定期的に経過観察した方がよい場合もあります。当クリニックでは動脈瘤の状態により適切な対処方法をご説明します。

脳ドック_IM_2

虚血性脳血管障害は脳梗塞のことで、脳血管障害の60-70%を占めます。脳ドックでは脳梗塞の原因となる頚部や頭の中の血管狭窄を見つけることができます。無症候性の脳梗塞が見つかることもあります。このような病気が見つかった場合は必要に応じて内科治療や外科治療を行い脳梗塞の発症を予防することが大切です。 その他、脳ドックを行うことにより、脳腫瘍や動静脈奇形などの脳の血管奇形が発見されることもあります。 脳血管障害を含めて脳の病気は、一旦発症すると大ごとになることが多いので、定期的に脳ドックを受けて、発症する前に見つけて対処することをお勧めします。

脳ドックは、検査は連携機関にて行い、結果説明・診断は当クリニックにて行います。

Yasunari Niimi □聖路加国際病院 脳神経センター長
 神経血管内治療科部長

新見康成 Yasunari Niimi

1983年、東京医科歯科大学医学部卒業
1990年、日本脳神経外科学会専門医・評議員
1994年、医学博士 血管内皮の機能に関する研究 東京医科歯科大学
1997年、米国放射線学会専門医
1999年、米国放射線学会神経放射線科専門医
2001年、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医

1983年、東京医科歯科大学脳神経外科入局
1987年、ニューヨーク大学メディカルセンター 留学 脳神経外科、Interventional Neuroradiology フェロー
1989年、東京医科歯科大学脳神経外科
1994年、ニューヨーク大学メディカルセンター 放射線科レジデント
1997年、アシスタントプロフェッサー ニューヨーク大学メディカルセンター放射線科
1998年、アシスタントプロフェッサー アルバートアインシュタイン医科大学放射線科、脳神経外科
2004年、臨床准教授 アルバートアインシュタイン医科大学 放射線科、脳神経外科
2010年、臨床教授 アルバートアインシュタイン医科大学 放射線科、脳神経外科
2011年、金沢大学脳神経外科客員教授
2012年、聖路加国際病院 神経血管内治療科部長
2013年、聖路加国際病院 脳神経センター長
2014年、東京医科歯科大学医学部臨床教授

審議会等
現独立行政法人医薬品医療機器総合機構 専門委員